高額医療費 多数該当

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高額医療費の多数該当とは何か

長引く病気や怪我は、家計に大きな経済的負担を与えるものです。
この経済的負担を少しでも軽くするために設けられているのが、高額医療費制度です。

 

高額医療費制度を申請すると、健康保険の自己負担限度額以上に支払った医療費が還付されますが、直近12ヶ月間(1年間)に3回以上高額医療費制度の支給を受けると、4回目以降は自己負担限度額が引き下げられます。

 

これを「高額医療費の多数該当」といいますが、多数該当について少し詳しくご説明しますと、個人だけに当てはまるのではなく、同じ世帯で1年に3回以上支給をうけた場合に適用されるシステムです。

 

高額医療費の多数該当が適用される例

高額医療費の多数該当が適用されるのはどのような場合か、例をあげて考えてみましょう。

 

ある世帯で、以下のように高額医療費の出費があったとします。

1月…90000円
2月…90000円
3月…90000円
4月…50000円

 

一般の場合、自己負担限度額は80100円です。

 

高額医療費制度の申請をした場合、1月から3月については、この世帯の還付は1ヶ月あたり9900円ずつということになります。
高額医療費制度は、医療費の支払いが自己負担限度額以上になった場合のみ適用されますが、4月をみると50000円ですので、一見自己負担限度額の80100円以下、すなわち適用されないかのように見えます。

 

しかし、多数該当のシステムが4回めの申請からは当てはまりますので、4月の自己負担限度額は、引き下げられた金額の44400円(一般の場合)となり、4月は5600円還付を受けることができます。

 

高額医療費制度の多数該当が当てはまる場合も医療費控除を

上記でわかるように、高額医療費制度では4回めから大幅に自己負担限度額が引き下げになりますので、経済的にはかなり楽になります。
しかしながら、世帯単位・年単位でみれば大きな負担であることに代わりはありません。
多数該当が適用される=それだけ長く病院に通っているということですので、年間の自己負担分を合計するだけでも、かなりの金額になってしまうはずです。

 

確定申告時の医療費控除では、控除ができる基準を「ひと世帯の1年間の医療費が10万円以上となった場合」と定めています。

 

高額医療費制度を一般の方が利用した場合、自己負担限度額の合計が多数該当を利用する以前の時点(2回めの申請)で10万円を超えますので、少しでも医療費の経済的負担を少なくしたい場合は、医療費控除を併用することをおすすめします。

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